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feeling

​高校生の時に出会った友人の「ユウタ」。彼は、何事にも囚われず自由気ままな性格で、僕にはないものをたくさん持っていた。 僕はそんなユウタが憧れで、彼の様になりたいと思っていた。 そこで僕は、ユウタに自分の想い、憧れの気持ちを投影してシャッターを切る事にした。2人きりで、撮った写真を見る感動、撮影の時間、場所、空気を共有する事でお互いの感情が重なり、彼に近づけると思った。 ここに写っているのはユウタであり、僕の憧れの象徴だ。 今回、何事にも囚われない自由な姿を写したかったので、あえて2人きりの空間ではなく人が多い渋谷で撮影した。 そして、写真のほとんどをインスタントカメラで撮影した。 デジタルだとデータだから味気なく、連写してしまうため2人の感情が乗らない。フイルムだと撮影してから写真を見れるようになるまでラグがあり、2人の感情が薄れてしまう。 インスタントカメラだと、一点もののフイルムだからこそ、その時の2人の感情がすべて込められるし、撮影してすぐに写真が見れるので、2人で同じ感動を共有でき、2人の感情がより重なると思った。

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